2022年8月8日月曜日

8/6(土)終活体験講座第一回目 開催!

国内の高齢者は最新(令和4年7月)の統計では3460万人(約29%)を占めています。平均寿命は男81.5歳(世界3位)、女87.5歳(世界一位)であります。健康寿命は男72.6歳、女75.3歳になっています。
長寿社会だからこそ、自分の人生を見つめなおし大切な人たちとの思いを共有する必要があります。終活を「これからの人生を充実させ、最後まで自分らしい人生を送るための活動である」と語る人も増えています。
葬儀、お墓、財産など…自分の思いや願いを
書きとどめておくのがエンディングノート
行政書士 城哲士氏の熱い講義でした


1.終活のイメージとして
●自分が死ぬまでにやっておきたいこと
①医療・介護の希望
   告知(病名、余命)、延命治療、尊厳死、臓器提供/献体、
   体の自由が利かなくなった時の生活施設か在宅か
②財産や所有物の整理・管理
   預金、保健、各種カード、不動産、家財等

●自分が死んだあとのこと
①葬儀・墓の希望
    戒名、葬儀の形態、葬儀の参列者、供養(墓)の希望
②遺言・相続の希望
    家族へのメッセージ、遺言書、遺産の配分

終活の準備として自分の事と家族の事を分けて考えよう!
今する事、死んだ後の事など分けて考えよう!


2.エンディングノートの書き方
●記載する上で注意
   法的拘束なし、書き直しは日付を、定期的に見直す(2,3年おき)
   書いたこと家族と共有する、専門家に相談する
   全部書く必要はなく関心のある事項から書き始める、

エンディングノートは市販されているものなど多数あり
記載する項目も財産管理、体不自由な時の処遇、
墓や葬儀のこと、自分自身の思い出など…


3.お盆・供養のこと
●種類 
 ・寺院墓地(檀家、永代供養も可、寺院への貢献.お布施、維持費)
 ・公営墓地(宗旨・宗派問わない、抽選で倍率がある)
 ・民営墓地(墓地購入費用高額、未納なら合祀)
●新しいスタイル
 ・納骨堂(寺院で運営が多い、天気を気にせずにお参り)
 ・樹木葬(埋葬許可を得た霊園、骨壺あるいは直接土に還る)
 ・海洋散骨(散骨の許可.自治体、業者選定、祀る場所がない?)
●改葬・墓じまい
 ・少子高齢化、核家族化で宗教観の変容、祀る人不在などの問題
 ・新しい供養先確保、手元供養、散骨など
 ・区役所での埋葬証明書が必要,受入証明書も必要
 
お墓をどうするか、遺言書は作るべきか
遺産相続はどうなっているのか…わからない事ばかり

4.遺言書の種類
 ・自筆証書遺言(自分でつくる)
 ・公正証書遺言(公証人が作成署名、公証役場でつくる、推奨!)
 ・秘密証書遺言(本人が作成封印、公証役場でつくる)

5.遺産相続のイロハ
死亡した人の配偶者は常に相続人となり、配偶者以外の人は、次の順序で配偶者と一緒に相続人になります。下記の順位によって法定相続分の割合が異なります。

<第1順位>死亡した人の子供
その子供が既に死亡しているときは、その子供の直系卑属(子供や孫など)が相続人となります。
<第2順位>死亡した人の直系尊属(父母や祖父母など)
第2順位の人は、第1順位の人がいないとき相続人になります。
<第3順位>死亡した人の兄弟姉妹
第3順位の人は、第1順位の人も第2順位の人もいないとき相続人になります。


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